福井県は本州中部に位置し、日本海と山々に囲まれているため自然豊かな美しい場所として知られています。一方、降水量や積雪が多い県としても有名です。そこで福井県ではいざという時に力を発揮できるよう、地域で防災活動が盛んに行われています。
今回は福井県に住む防災活動に参加してみたい方に向けて、福井県で行われた防災活動についてご紹介します。
防災活動の重要性について
もし大きな災害が起こった場合、すぐに防災機関が駆けつけられるとは限りません。そんな時、地域住民一人ひとりが「自分たちの地域は自分たちで守る」という取り組みが不可欠です。そのためには、災害時の避難誘導、素早い情報伝達、被害者の救出、応急手当など瞬時に行動できる力が求められます。これらに対応するには、事前に災害時の対策を行なっておく必要があるのです。
防災活動に参加することで学べること
防災活動に参加することで学べることは数多くあります。その中で特に大きな学びを2つご紹介します。
1つは、災害発生の理屈が学べます。災害時に最も大切なのは冷静に適切な判断をすることです。仮に津波が発生した場合、事前に防災活動を行なっていれば、津波がどれくらいの速さで襲ってくるためどこに避難すべきかを瞬時に判断して行動することができるでしょう。災害発生の理屈を学び、将来の備えをすることができます。
2つ目は、生き抜く力が学べます。科学技術の進歩によって、現代は先行き不透明な時代と言われています。しかし防災活動を通して命の大切さを再認識することで、どうやったら生き延びることができるのかという生命力が養われるでしょう。
福井県で行われた防災活動
福井県ではさまざまな防災活動や、防災活動につながる取り組みが行われています。その一部の活動についてご紹介します。
・わが町の防災コンテスト
福井県内の自治体などを対象に、防災活動の内容と成果を競うコンテストがあります。これにより他の自治体の活動を取り入れ、より良い防災活動を目指します。
・町内防災点検の日
福井県の町内会ごとに安全点検の実施を行うことが、福井県震災対策計画会議で決定されました。
・災害避難マニュアルの作成（津波から地区住民全員の命を守る）
福井県の国見地区で行われた防災活動の事例です。
福井県では、他にも数多くの防災活動が行われています。防災活動に参加してみたい方は、ぜひ勇気を持って参加してみてください。