土木工事は無駄な工事なのか?

土木工事は無駄な工事なのか?

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土木工事は無駄なのか?

「土木工事は無駄」という声が、方々で聞こえます。「税金の無駄」と、バッシングまで受ける始末です。
いかなる事情があっても、税金の無駄は許されるものではありません。然るべき場所で使ってこそ、初めて「税金」が活かされるものです。しかし、本当に土木工事は「無駄」と断言できるものでしょうか。検討してみました。

2021年の豪雨

2021年8月。当時本州付近にて、前線が停滞。西日本~東日本の太平洋側を中心に、豪雨が発生しました。ニュースで大きく取り上げられていたので、記憶に残っている方も多いでしょう。
被害は甚大なものになり、死傷者も出る事態に。糟屋郡宇美町では土砂崩れにより、主要道路が一時通行止めになりました。怪我人は幸い出なかったようですが、状況的に考えると不幸中の幸いと言えるでしょう。

もしも事前に対策ができていたら…

「たられば」を言ってしまうとキリがありません。ただもし、豪雨が襲う前に土砂崩れ対策をおこなっていたら、被害はもっと抑えられたかもしれません。
豪雨をとめるのはさすがにできませんが、土砂崩れならば止められます。土木工事の一環として、抑制工と抑止工の2種類あります。2つとも目的は、地すべりや土砂崩れを予防するために行われる工事のことです。抑制工は地下水の状態などを変化させ、地すべりを抑える工事のこと。抑止工は、抵抗力を利用して地すべりを抑える工事を言います。

復旧も土木工事の仕事

しかし、いつどこで土砂崩れや地すべりが起こるのかはわかりません。土木工事が手つかずの場所で、地すべりや土砂崩れが起きる恐れもあります。相手は自然様。人間が出来る範囲は、どうしても限られます。
万が一土砂崩れが起きて通行できなくなった場合、復旧にあたるのも土木工事の仕事です。糟屋郡宇美町の土木工事では、土砂崩れた起きた場所を重点的に、復旧工事に着手。二度と同じような被害を出さないために、地盤を強化する工事を行いました。

本当に無駄だといえますか?

世の中には「無駄」と呼べる工事があるのも、否定のできない事実です。しかし、本当に全てが無駄と断定できる工事と、言えるのでしょうか。
土木工事に限っては、絶対に必要な工事と言えるでしょう。