兵庫県の県庁所在地として知られる神戸市。140万人ほどの人口を誇る大都市でありながら山や海などの自然が共存し、老若男女が住みやすいまちです。
そんな神戸市では、すべての人が安心安全に暮らせるように防犯対策に力を入れています。今回はそのなかでも神戸市の防犯カメラについての取り組みをご紹介します。
犯罪から身を守るために!防犯カメラの役割
防犯カメラとは、犯罪を防ぐための記録や情報収集に使われるカメラのこと。24時間365日、人間のかわりに監視をしてくれます。道路や駐車場、店舗入口やマンションのエントランスなど、今ではあたりまえのように設置されていますね。
神戸市は、特に駅周辺や通学路といった公共場所の防犯カメラ設置を強化しています。これは狙われやすい子どもや女性への犯罪行為を防止するためです。毎年新しい市民や警察の意見を取り入れながら、必要な場所への設置を進めています。
神戸市には防犯カメラ設置のための補助事業がある
さらに神戸市では、防犯カメラを設置するためにかかる費用を一部助成しています。地域の犯罪防止を目的とし、自治会などの団体が行う活動が対象です。また、過去にこの事業で設置した防犯カメラの更新や修繕に必要な維持費用も補助してもらえます。
住民だからこそ、その地区の防犯事情には詳しくなります。自治会であれば一人ひとりの声を汲み取って事業に反映しやすくなるので、とても画期的な取り組みですね。
犯罪件数が減少する一方で、悪質な事件も増えている
神戸市が注目しているように、特に近年は子どもや女性に対する事件が目立ち、悪質な手法も増えています。犯罪は決して人ごとではなく、いつどこで起きるかわからないからこそ日頃からの対策が不可欠です。そのなかでも、防犯カメラは犯罪対策のひとつとして有効な対策といえるでしょう。
日頃から防犯への意識を高め、家族や地域住民と一緒に意見を共有したり行動に移すことが大切ですね。